No.590 リトルプリンス 星の王子さまと私
「リトルプリンス 星の王子さまと私」 ‘15年度作品
マーク・オズボーン
名門のワース学園へどうしても行かせたい母親は、9歳の少女(マッケンジ
ー・フォイ)にスパルタ教育をした。だがプランAは面接で失敗し、プラン
Bを進めるしかなくなった。
プランBは、ワース学園の近郊住人は希望すればワース学園への入学が許
可されるというものだ。さっそくワース学園近郊の物件を探した。だが母子
家庭には高級住宅を手に入れる余裕はなかった。
運良く安価な物件が見つかった。安い理由は隣人のおじいさんにあった。
彼は近所でも有名なトラブルメーカーであった。
引越の翌日、娘が入学前の学習に勤しんでいると、隣から壁をぶち抜けて
プロペラが飛び込んで部屋を破壊した。
迷惑を掛けたお詫びにと、おじいさんからビン一杯の小銭をもらった。さ
らに物語が書かれた紙飛行機が舞い込んだ。自分の体ほどの星に住む王子様
の物語であった。それを読んだ少女は興味を持ち、その続きを知りたくなっ
た。勉強そっちのけで隣のおじいさんの家へ入って行った。
大切なものは。。。目に見えないんだよ
「子供の日」に合わせて、大人向けの童話であるこの作品をご紹介します
。
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」という小説に
聞き覚えがあるのではないでしょうか。本作はその続編に当たる物語です。
「星の王子さま」を読んでなくても全然大丈夫です。それに本作の中でも
どのような物語か、簡単に紹介されています。でも本編も読んでみたくなる
と思います。
アニメ作品ですが、辻村ジュサブローさんの人形劇を観るかのような王子
さまの姿です。シュールなその姿に惹きつけられてしまいました。
王子さまはあることがあって自分の星を離れてしまいます。でも旅をして
いろいろな人に出会い、成長し、自分が何をすべきか気づきます。
王子さまと同じように、少女も勉強漬けの毎日に疑問を感じるようになり
ます。そして勉強よりももっと大切な、今やらないといけないことに気付き
ます。
少女だけでなく母親も娘から学んでいきます。大人になると幼き日の感性
をいつのまにか無くしてしまいます。この物語を観ている自分もそうでした
。そのことを本作が思い出せてくれた気がします。
本当に大切なものは目に見えない。心の目で見て感じること、自分を信じ
ることがどれほど大切であるかを教えてくれました。
ファンタジーな映像に心もウキウキと見惚れてしまう物語です。
笑える度 ★★★
ファイト度 ☆☆☆☆
ほのぼの度 ★★★★★
スッキリ度 ☆☆☆
感動度 ★★
